半導体搬送や航空、制御機器のシンフォニア テクノロジー株式会社(6507)の株価が倍になる条件

  • 東証一部 6507
  • EVAレポート
  • 2017年11月30日

成長シナリオ次第で、株主価値は1,274億円。バリューギャップは622億円

半導体搬送や航空、制御機器のシンフォニア テクノロジー株式会社を投下資本、超過利潤価値、成長価値などに分解する超過利潤(EVA法)によって分析した。業績や将来見通しなどを ベースに試算した結果、株主価値は1,274億円と推計することが可能である。5年程度で売上高が1,138億円、営業利益が 91億円、10年程度で売上高が1,310億円、営業利益が105億円,投下資本の売上高比が現在の58.4%で一定推移となる 前提である。株主価値と時価総額のギャップは622億円であり(時価総額の95%)、期待形成によってはアップサイドあり。

同社の中期経営計画では、航空宇宙事業、モーションコントロール機器事業、振動機器事業、クリーン搬送機器事業の4つの中核事業の拡大に加えて再生医療・福祉や農業などの新しい事業領域にも挑戦するとのビジョンが語られる。事業の堅調な拡大と東南アジアを中心とした新たな海外市場の獲得をバランスよく目指していくことが成長の​鍵となるだろう。

合わせて読まれている記事